原発処理水放出に中国が「対抗措置」 水産物を事実上“輸入禁止”に
FNNプライムオンライン
7月29日FNNプライムオンラインによると、福島第1原発の処理水の放出をめぐり、中国が日本の水産物の輸入を事実上ストップする動きに出ている。実際に輸出が滞り、関西の企業にも影響が出始めていることがわかった。
中国から姿を消した“日本の鮮魚”
大阪の台所、黒門市場で外国人観光客が食べて、食べて、食べて絶賛している日本の鮮魚! 中国からの旅行客は、日本のマグロやサーモンの寿司を食べていた。 中国からの観光客: 中国のとは食材も料理法も違って、とてもいいです。食感も全然違います 中国からの観光客: 日本は海に囲まれているので味が新鮮ですし、料理もすばらしいです 日本の鮮魚目当てで旅行に来る人も少なくない。 中国国内でも和食の料理店がとても人気だが…。 北京の日本料理店・従業員: 日本の鮮魚はもうありません。今は中国産のものに置き換わっています 実は今、日本の水産物が中国に実質、輸出できない事態に陥っている。関西の輸出関連業者は突然の状況に驚きを隠せない。
輸出関係業者: 7月になってからは通関が下りない。(きょうも)まだ下りていないですよ、もう腐ってますよ ーー被害の規模は? 輸出関係業者: 例えば、一回の輸出で200~500万、多いところで1,000万くらい 7月20日、中国・上海のスーパーをのぞくと、日本の食材売り場で異変が起きていた。
上海支局・沖本有二記者: こちら日系のスーパーの鮮魚売り場なんですが、日本産のものはほとんど見ることができません ここ2週間で日本の水産物の仕入れが激減し、鮮魚売り場に並ぶのは、「ロシア産」のエビ、「カナダ産」のホッキ貝など。一体何が起きているのか? 中国税関総所HPには「食品、特に水産物は厳格に100%検査を行う」という記述が現れた。 これまで中国は、日本の水産物を輸入する際、一部を抜き取って放射線量を調べる「サンプル検査」を行ってきたが、7月7日、すべてを検査対象に切り替える考えを示した。 これにより、日本から鮮魚を仕入れている北京の日本料理店では、通常なら1日で税関を通っていたマグロやウニが、今回は1週間かかり、届いた時にはダメになっていたという。
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水産物以外にも拡大すると厄介ですね。どちらにしても早く、解決して欲しいものです。
それではまた次回、K-blogでお会いしましょう。