医療機関におけるPHR利活用推進等の実証調査事業が始動
harmoが手稲渓仁会病院および京大病院医療安全管理部と協力し、PHR利活用による安全性と効率性の向上を目指す
背景と現状の課題
医療機関でのPHR利活用には多くの課題が存在します。PHRのデータ項目の統一が難しく、ネットワーク環境の適応も困難です。薬剤師の対人業務へのリソース不足も問題です。これらの課題を解決するために、harmoは実証調査事業に参加します。
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PHR利活用の課題
PHRのデータ項目は診療科によって異なります。そのため、共通化が困難です。また、医療機関でのネットワーク環境に適応するのが難しいです。多くの医療機関では、薬剤師の対人業務にリソースを割くことができていません。
実証調査の概要
今回の実証調査では、手稲渓仁会病院と京大病院医療安全管理部の協力を得て、PHRを活用した薬剤師管理業務DXを行います。PHRサービスを活用することで、患者の治療背景を正確に把握し、病院内システムへの記録を効率化します。
実証調査の詳細
事前に京大病院で行った実証実験では、PHRサービスを利用することで、紙のお薬手帳を使用する場合と比較して、電子カルテへの転記時間が約1/4に短縮されました。この成果を基に、手稲渓仁会病院で同様の効果があるかを検証します。
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コンソーシアム参加団体とその役割
実証調査には、harmo、手稲渓仁会病院、京大病院医療安全管理部が参加しています。それぞれの役割は以下の通りです。
harmo株式会社
- 医療機関のメリット検証
- シミュレーション設計、資材作成、測定
- データ解析、結果レポート作成
- 市民へのPHRの普及
- コンテンツ制作
- アンケート作成、配信、解析
手稲渓仁会病院
- 検証シミュレーション実施
- 医療従事者視点からのコメント
- 地域医療団体への協力打診
京大病院医療安全管理部
- 推計ロジック、アンケート設計支援
- 医療安全の学術的視点からのコメント
PHR利活用による効果
PHRを活用することで、薬剤師の管理業務がDX化され、安全性と効率性が向上します。タスクシフトにより、薬剤師の対人業務が増え、医療の質が向上します。また、加算の獲得や休薬ミスによる延中止の抑止も期待されます。
期待される効果
本事業により、患者満足度の向上と医療機関の効率化が期待されます。PHRサービスの普及促進にも繋がります。
シミックホールディングス株式会社
URL:https://www.cmicgroup.com/
出典元: PRTIMES
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