マレーシアへの和牛輸出について
こんにちは、今日はマレーシアへの和牛輸出についてお話しします。この記事では、マレーシアの牛肉市場や和牛輸出の現状、そして日本の目標について詳しく説明します。
マレーシアとは?
マレーシアは東南アジアに位置し、マレー半島とボルネオ島の一部から成り立っています。国土面積は約33万平方キロメートルで、約60%が熱帯雨林に覆われています。マレーシアには美しい自然環境が広がっており、観光スポットも豊富です。
マレーシアの牛肉輸出事情
マレーシア向けの和牛輸出は、家畜伝染病の口蹄疫の発生により2010年5月から一時中断されましたが、2017年に再開されました。輸出には、ハラール対応などの条件があり、牛肉は口蹄疫やBSEの発生がないことが求められます。現在、国内にはハラールの和牛輸出取扱施設が2か所しかありません。
日本の牛肉輸出目標
2022年の日本の牛肉輸出額は513億円と、前年に比べてやや減少しましたが、2025年には1600億円、2030年には3600億円の輸出額を目標として掲げています。日本の牛肉輸出は増加傾向にあり、今後の成長が期待されています。
マレーシアの輸出順位
マレーシアの牛肉輸出は米国、香港、台湾に次ぎ、第9位に位置しています。2022年の輸出数量は241トンで、輸出総額は13億4900万円となっています。
マレーシア向け輸出牛肉の要件
マレーシア向けの和牛輸出には以下の要件があります:
- 日本で生まれ、飼養された牛由来であること。
- と畜場法に基づき実施されたと畜前検査及びと畜後検査に合格し、と畜時に伝染性疾病の兆候がないこと。
- 牛肉はマレーシアの微生物の基準を満たし、病原微生物及び有害物質に汚染されていないこと。
- 枝肉は0°Cから4°Cで、最低24時間冷蔵庫に保管され、pHは6.0未満であること。
- 牛肉は衛生的に包装されていること。
- 包装された牛肉は、冷蔵であれば0から4°C、冷凍であれば、-18°C以下で保管されていること。
- 保存料、着色料、又はその他の有害な物質が含まれないよう予防的な措置を執り、牛肉が、人の食用に適するものであること。
- βアゴニスト及びその塩、ニトロフラン及びその代謝物、クロラムフェニコール及びその代謝物が含まれないこと。
- 日本が輸出前12か月間、口蹄疫及びBSEの清浄国であること。
- 日本が、国際獣疫事務局によって、BSEの無視できるリスク国として認定されていること。
- 牛肉の由来農場は、輸出前12か月間、伝染性疾病の発生がないこと。
輸出に必要な証明書等
マレーシア向けの和牛輸出にはいくつかの証明書が必要です:
- インボイス
- パッキングリスト
- 食肉衛生証明書
- 輸出検疫証明書
- ハラール証明書
以上が、マレーシアへの和牛輸出に関する情報です。安全で品質の高い和牛がマレーシアの食卓に届くことを願っています。今日も一日頑張りましょう。次回のK-blogでお会いしましょう。
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