井上尚弥の“次の標的”タパレスを直撃…圧倒的不利との予想も、なぜそんなに自信がある? 独占取材で感じた“ちょっと不気味”なところ
実現が有力視される井上尚弥(30歳)との4団体統一戦へ意欲を語ったマーロン・タパレス(31歳) photograph by Daisuke Sugiura
9月11日NumberWebによると、井上尚弥(大橋)の次の標的はどんな選手なのかーー。7月、スティーブン・フルトン(アメリカ)に勝ってWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者となった“モンスター”は、年内に予定されている次戦でWBAスーパー、IBF同級王者のマーロン・タパレス(フィリピン)と4団体統一戦を行うことが有力視されている。
31歳のベテラン、タパレスは37勝(19KO)3敗。バンタム、スーパーバンタム級の2階級を制しており、パワー、技術、スピードを満遍なく備えた実力者ではある。試合ごとのアップ&ダウンこそあれ、4冠戦が成立すればやはり井上が圧倒的優位と目されることは確実だが、“ナイトメア(悪夢)”のニックネームを持つサウスポーは侮れない存在と言えるのだろう。 タパレスは8月下旬に渡米し、ロサンゼルスからラスベガスと移動してトレーニングを継続している。現地8月24日、ベガスでの合宿を開始する前のタパレスとハリウッドのワイルドカードジムで会い、じっくりと話を聴いた。フィリピン史上初の4団体統一王者を目指すサウスポーは、井上へのリスペクトを語りつつも、“モンスター”にも悪夢を見せるという意気込みを隠そうとはしなかった。
――好きな食べ物は?
MT 日本食が大好きです。中でも和牛ステーキは最高ですね。日本で“モンスター”と戦った後は、ぜひとも好物の日本食を楽しみたいです(笑)。
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