鹿児島県知事定例会見 農林水産物輸出額327億円、最高額更新 米国トップも5%減少

おはようございます。本日のK-blogでは鹿児島県産農林水産物についての記事

7/22奄美新聞の記事にによると塩田康一知事の定例記者会見が21日、県庁であった。2022年度の県産農林水産物の輸出実績が発表され、前年度比5%増の約327億円となり、前年度に引き続き11年度の公表開始以降での最高額を更新した。

 

知事は「全ての品目において輸出額が増加した」と説明。増加要因については▽輸出国において、新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた外食需要が回復▽小売店での販売が引き続き堅調▽円安による海外市場での競争力の改善輸出額の約4割を占める牛肉約3割を占める養殖ブリを中心に増加―を挙げた。

 

輸出額を品目別にみると、

畜産物は牛肉を中心に約134億円(前年度比9%増)

農産物は抹茶やサツマイモを中心に約23億円(同21%増)

林産物は丸太を中心に約34億円(同2%増)

水産物は養殖ブリを中心に約136億円(同1%増)

 

輸出先は米国(養殖ブリ・牛肉など)がトップの約138億円だが、前年度比5%減少。米国に次いで香港(牛肉や鶏肉など)が13%増の約47億円、中国(丸太や養殖ブリなど)が18%増の約37億円。米国の減少は牛肉の輸出で低関税枠が消化され、日本から低関税で輸出できる枠がなくなったのも影響している。知事は「日本の和牛は、ある程度値段が高くても買ってもらえる。米国での市場開拓に力を入れたい」と述べた。

 

今年3月に改訂した県の農林水産物輸出促進ビジョンでは、輸出目標額を25年度までに約500億円としている。知事は「500億円の実現に向けて官民一体となって輸出拡大に取り組む。さらにさまざまな努力をし、必要な対策を進めていきたい」と決意を示した。

 

それではまた次回、K-blogでお会いしましょう。

 

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