輸出・国際局によると、2024年1月の農林水産物・食品の輸出額は、前年比+15.7%の864億円に達しました。この数字にはいくつかのポイントがあり、今後の輸出動向に注目が集まります。
1月と2月の輸出実績が大きく振れるのは、中華圏の春節の前に主に贈答用として輸出が伸びる傾向があるからです。春節の時期のずれにより、1月の輸出が大きく増減することが予想されます。春節の時期のずれによる影響は、春節の具体的な日程を考慮する必要があります(春節 2022年:1/31、2023年: 1/21、2024年:2/10)。
1月の輸出額の増加が大きかった主な品目を見てみましょう。
りんごの輸出額が前年比+17億円で増加。特に台湾市場での人気が高まりました。
真珠の輸出額も+13億円で増加。香港と中国が増加の主要国・地域となりました。
牛肉は+11億円で増加し、台湾と香港が輸出先として注目されました。
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台湾への輸出額が+46億円で増加。りんご、ホタテ貝(生鮮等)、牛肉が主な輸出品目です。
香港も+21億円で増加。真珠、なまこ(調製)が増加の主な要因となりました。
米国への輸出も+12億円で増加。緑茶、ソース混合調味料、練り製品が増加しました。
一方で、輸出額の減少が見られる品目と国・地域もあります。
さけ・ますの輸出額が▲7億円で減少。主な減少国はベトナムと中国です。
ホタテ貝も▲6億円で減少。中国、韓国、香港が減少の主な国・地域です。
ウィスキーも▲4億円で減少。主な減少国は米国と中国です。
フィリピンへの輸出が▲5億円で減少。粉乳、合板が減少の主な要因です。
スペインへの輸出も▲2億円で減少。植木等、日本酒が減少の主な品目です。
ベルギーへの輸出が▲1億円で減少。ホタテ貝(生鮮等)が減少の主な要因です。
1月の輸出実績から見ると、りんごや真珠、牛肉などが好調に推移していますが、一方でさけ・ますやホタテ貝、ウィスキーなどが減少しています。これらの動向を踏まえ、今後の輸出戦略や市場ニーズへの対応が求められます。特に春節時期の影響を受けやすいため、2月の輸出実績も注視が必要です。
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それではまた次回、K-blogでお会いしましょう。