2024年法改正：CBD製品の新たな規制とその影響

1. THCの残留限度値の設定

2024年12月12日施行の法改正により、CBD製品中の
Δ9-THC（テトラヒドロカンナビノール）の残留限度値
が厳格に設定されました。これにより、「部位規制」から「成分規制」への移行が行われました。

• 油脂および粉末：10ppm（0.001%）以下
• 水溶液：0.1ppm（0.00001%）以下
• その他の製品：1ppm（0.0001%）以下

基準を超える製品は「麻薬」とみなされ、所持や販売が禁止されます。

AmazonでCBDを見るはこちら

CBD原料はこちら

2. 大麻使用罪の新設

大麻の使用そのものを処罰対象とする「大麻使用罪」が新設されました。
この罪により、使用者は最大7年以下の懲役が科される可能性があります。

3. 医療用大麻製品の解禁

医療目的での大麻由来製品の使用が認められるようになりました。
医療現場での大麻由来医薬品の使用が可能となり、患者の治療選択肢が広がります。

4. 事業者への影響

新たな規制は事業者に多くの課題をもたらします。具体的には以下の点が挙げられます：

• 成分分析の厳格化：高精度な分析機器の導入や検査回数の増加。
• 製品ラインナップの見直し：低濃度製品へのシフトや一部製品の販売中止。
• 在庫管理：施行日までに基準を超える製品の在庫処分や販売停止。

消費者にとっては安全性が向上する一方、事業者にとってはコスト増加や体制変更の必要が生じています。

参考リンク

詳細については、厚生労働省の公式ページをご参照ください：

厚生労働省公式サイト

宏福商事合同会社