2024年5月20日、株式会社ケアクルが提供する電子カルテ「リピクル」が、開業鍼灸院と大学共同でスタートする「鍼灸症例データベース研究」に採用されることが発表されました。このプロジェクトは、鍼灸院に訪れる筋骨格痛患者のデータ収集と新機能開発を目指しています。今回は、この取り組みの背景と期待される効果について詳しくご紹介します。
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電子カルテ「リピクル」は、治療院向けのクラウドサービスです。カルテ管理、集客、WEB予約、電子問診表、会計管理、顧客分析、口コミ管理などを一元管理できます。このシステムの導入により、鍼灸院でのデータ収集が効率的になります。よって、患者の症例データを効果的に分析することが可能となります。
「鍼灸症例データベース研究」では、リピクルを活用して筋骨格痛患者の症状の変化や施術情報を収集します。従来、鍼灸院では紙のカルテが主流であり、データの収集が困難でした。この取り組みを通じて、鍼灸施術の効果を科学的に証明。よって、患者への最適な治療法を提供することが期待されます。
鍼灸治療は多様性に富んでおり、施術方法や患者の特徴は鍼灸院ごとに異なります。このため、多施設で同じデータを集めるためにはシステム上の工夫が必要です。研究メンバーと共同で、電子カルテから得られる情報を効率的に活用できる仕組みを構築します。
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日本には32,103件の鍼灸院があり、多くの人々が心身の不調を感じた際に利用しています。しかし、地域医療のシステムには十分参画できていないのが現状です。患者や他の医療職種に対し、鍼灸院での施術内容や効果を発信することが求められています。
鍼灸院に来院する筋骨格痛患者の情報を収集。よって、統計学的に分析します。これにより、鍼灸が適応となりやすい患者の特徴を明らかにし、効果的な治療法を提供することが可能となります。このデータベースの構築は、施術者と患者の信頼関係を強化するだけでなく、地域医療の中での鍼灸院の役割を明確にすることにもつながります。
本研究の実施にはクラウドファンディングによる研究費用の調達が行われます。株式会社ケアクルはこの研究を全面的にサポート。研究に関わる取り組みを応援します。
電子カルテ「リピクル」を活用した「鍼灸症例データベース研究」は、鍼灸施術の効果を科学的に証明し、地域医療における鍼灸院の役割を明確にするための重要な取り組みです。今後の研究成果に期待が高まります。