女子フリーで演技する吉田陽菜
8月14日中日スポーツによると、 フィギュアスケート げんさんサマーカップ最終日 女子フリー（滋賀・木下カンセーアイスアリーナ）
13日のショートプログラム（SP）は6位だった吉田陽菜（17）＝木下アカデミー＝がフリー1位の135・52点をマークして、合計198・95点で逆転優勝。11、12日に京都府宇治市で行われた木下トロフィー争奪大会との2連勝を飾った。
今季のフリーは尺八の音色に乗った鶴をイメージしたプログラムを滑る吉田は冒頭で大技のトリプルアクセル（3回転半ジャンプ）をクリーンに着氷。GOE（出来栄え点）で1・87点の加点を獲得した。その後は3本目のループの回転が抜ける場面もあったが、3本の連続ジャンプを決めたほか、3本全てのスピンを最高のレベル4として大逆転Vにつなげた。
11日から4日連続で演技する強行軍を「最後まで集中してやるべきことをやった」と振り返った吉田。優勝賞品として贈られた近江牛1キロの使い道を聞かれ「ちょうど1週間後が誕生日なので少し早い誕生日プレゼントだと思っておいしく食べたいです」と笑みを見せた。しかし、今季から国際大会もシニアで戦うだけに「少しずつ世界のトップで戦えるように頑張りたいと改めて思いました」と気を引き締めることも忘れなかった。
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