7日、パリで開かれた福島県産日本酒の試飲会
9月8日時事通信社によると、【パリ時事】フランス・パリで7日、福島県産日本酒の販路拡大に向けた試飲会が開かれた。 飲食店関係者らが大勢参加し、県内14社の30銘柄をテイスティング。東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に関しては「フランスではほとんど気にされていない」との声が聞かれた。
パリのフレンチレストランで料理長を務める半田健一さん(43)は、福島産の日本酒を「奥ゆかしい味わい。うま味がじわじわ伝わる」と高く評価した。別のレストランでソムリエとして働くジャンフランソワ・マルテイユさん(50)は、コースの料理ごとに提供する日本酒を探しに来場。「気に入った銘柄が幾つもあった」と話した。
パリに足を運んだ豊国酒造(福島県古殿町)の矢内賢征代表は、処理水問題が気がかりだったが「ネガティブな反応はなく、安心した」とほっとした様子だった。国権酒造(同県南会津町)の細井信浩代表は「フランスは食の本場。胸を借りるつもりで来たが、懐の深さを思い知った」と感心。会津酒造(同町)の渡部裕高専務は「日本酒は仏料理との相性がいい。まだまだ販路を広げるチャンスがある」と手応えを感じていた。
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