酸化マグネシウム

宏福商事では、良質な酸化マグネシウムを、輸入、販売をしております。

主に

  • 耐火関係
  • 車両部品
  • 医療関係

など、多様な分野に素材として使用されています。

<水酸化マグネシウムの用途>
水酸化マグネシウムは、高温下で水分子を放出します。
この吸熱反応によって、物質の着火・燃焼を遅らせる効果があります。この特性を活かして、
難燃性の付与が求められる可燃性素材(プラスチック、ゴム、コーティング剤など)や絶縁材に、難燃剤として配合されます。

また、金属マグネシウムやマグネシア(酸化マグネシウム)の原材料としても用いられます。
マグネシアは「電気伝導性に乏しいが熱伝導性に優れる」という性質を持つ貴重な物質です。

水酸化マグネシウム粒子の懸濁液(スラリー)は、
廃棄物処理・排水処理施設において、排煙脱硫剤や酸性排水の中和剤として利用されています。

水酸化マグネシウムは安全性が確認されている物質であり、
食品添加物としてpH調整剤、色調安定剤などに用いられるほか、
医療分野では制酸剤や下剤として活用されています。

制酸剤としては、成人に約1 g投与されます。
胃内の酸性環境下で、水酸化マグネシウムが溶解して、水酸化物イオンを放出します。
この水酸化物イオンが胃酸(塩酸)の水素イオンと結合して水を生成するという、単純な中和現象によって効果を発揮します。

下剤としては、成人に数g投与されます。
マグネシウムイオンは腸管からの吸収が悪いので、
浸透圧によって周囲の組織から水分を引き出します。
この水分の増加によって便が柔らかくなるだけでなく、
腸内において便の体積を増加させ、腸管運動を活発化させる作用があります。


<電融マグネシウム>
電融技術によって成長させた大型結晶を粉砕して製造しているため、
重焼酸化マグネシウム(マグネシアクリンカー)よりもさらに、
化学的安定性、耐湿性及び電気絶縁性に優れており、絶縁充填材や耐火煉瓦として使用されています。


<軽焼マグネシウム>
脱硫剤の原料となる軽焼マグネサイト
用途としてまず挙げられるのは、工場で発生する排煙中の二酸化硫黄(亜硫酸ガス(SO 2))の除去(排煙脱硫)剤です。

二酸化硫黄は環境汚染だけでなく配管の腐敗にもつながるため、
環境や設備への負荷を抑えるためには二酸化硫黄を取り除く必要があります。
脱硫の手法はいくつかありますが、日本では火力発電所等の大型プラントでは石灰石や水酸化カルシウム、
化学プラントや中小型ボイラでは水酸化マグネシウムを使うことが多いようです。
この水酸化マグネシウムの原料として軽焼マグネサイトが使用されています。

土壌硬化剤としても利用


<重焼マグネシウム>

耐火性が高く、強度の熱を扱う製品、設備材料となる重焼マグネサイト

マグネサイト原石を段焼し、精製します。

  • 耐火物:溶鉱炉の耐火レンガ
  • 鉄鋼副資材:鉄の強度や耐熱性、耐食性を高めるために使用される

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