食品・農林水産物

北海道釧路港外国貿易概況 水産物の影響と輸出入の動向

皆さん、今回は釧路港の外国貿易速報について釧路新聞記事を引用してお伝えします。釧路税関支署がまとめた9月の速報値によれば、輸出入合計が115億700万円です。また、前年同月比で40・6%減少し、4カ月連続のマイナスとなりました。

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なぜ輸出入が減少したのか?

この減少の主な原因は、中国からの日本産水産物の全面輸入停止に関連しています。釧路港からの水産物輸出にも影響が出ています。また、特に9月の冷凍ホタテ輸出実績が8月に続き全く実績がない状態になりました。よってこれが全体の輸出実績にも徐々に影響を与えているのです。

一方、輸出は一部で増加

しかし、輸出にはいくつかのポジティブな要素もあります。動物性油脂や魚介類・同調製品の輸出が増加。よって、14億6300万円と前年同月比で28%増加し、3カ月連続でプラス成績を収めています。特に、チリやマレーシア向けの動物性油脂は前年同月の3倍。ベトナムやタイ向けの魚介類・同調製品も同様に5・6倍増加しています。

輸入は肥料や飼料の減少が影響

一方、輸入においては肥料や飼料、石炭などが減少したことが主な要因です。輸入額は100億4400万円で、前年同月比で44・9%減少。よって、4カ月連続でマイナスとなりました。また、外国貿易船の入港実績も前年同月より12隻減少しています。

このように、釧路港の外国貿易は水産物の輸出減少が大きな要因となっています。また、一方で一部の輸出品目が増加している状況です。外国貿易の動向にはさまざまな要因が影響します。しかし、水産物の輸出入においては国際的な状況が大きな影響を及ぼしていることが分かります。

 

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それではまた次回、K-blogでお会いしましょう。

 

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