7月27日JIJI.comによると、【北京時事】中国で日本から到着した飲料や菓子類の通関が大幅に遅れるケースが相次いでいることが26日、分かった。 水産物への検疫強化に続く対日圧力とみられ、影響が食品全体に拡大していることが判明した。輸出事業者らの間で懸念が広がっている。 7月上旬ごろから、日本産食品への放射性物質の検査が全体的に強化されたもようだ。
ある食品メーカーの担当者は「3週間前に中国に着いた商品がいまだに通関できていない」と明かした。原材料の産地や輸送ルートについて、税関から詳細に説明を求められるようになっており、「以前はほぼなかった。これまでとは異なった状況だ」と顔をしかめた。
中国は、東京電力福島第1原発の処理水を海洋放出する方針の日本を連日批判。日本産の水産物向けに全面的な放射性物質の検査を始めた。別の食品メーカーの担当者は「中国の規制がさらに強まる可能性もある。うちは当面、対中新規輸出を控えるつもりだ」と打ち明けた。北京や上海では、日本産食品の取り扱いをやめる小売店も出ているもようだ。
日本産食品を巡っては、中国の支配下にある香港とマカオでも実質的な輸入規制が強まっている。2022年の日本の農林水産物・食品輸出額のうち、首位は中国の2783億円、2位は香港の2086億円だった。両者を合わせた輸出比率は全体の4割近くに上っており、今後の影響が懸念される。
記事詳細はこちら
それではまた次回、K-blogでお会いしましょう。