マイナンバー情報総点検本部の会合で発言する岸田文雄首相=2023年8月8日、首相官邸、上田幸一撮影
8月20日朝日新聞DIGITALによると、マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」で、患者が医療機関の窓口で使う際、本来とは違う患者負担が表示されるトラブルが続出している。厚生労働省が調査する方針だが、現状ではミス全体の規模は把握できていない。医療現場からは不安の声が上がっている。
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8月21日ニッポン放送によると、東京都医師会理事で「目々澤醫院」院長の目々澤肇氏が8月14日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。東京における医療DXについて解説した。
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今回は東京における医療DX(デジタルトランスフォーメーション)について伺います。デジタル技術を活用して業務プロセス、サービス、ビジネスモデルを変えていくDXは、さまざまな業界で進められています。最近よく聞くのはマイナンバーカードをめぐる問題です。 目々澤)マイナンバーカードについては、トラブルが多いことが話題になってしまっていますが、オンライン資格確認によって、国は医療機関にネットワークを引こうとしています。2023年7月9日時点で、これまでに準備完了したのが84.6%、運用開始は79.2%と発表されています。
飯田)以前は、マイナ保険証を読み取るカードリーダーが「ほとんどの病院で設置されていない」などと言われていましたが、いまは8割くらいになったのですね。 目々澤)9割近く運び込まれています。準備完了が85%近い形です。実際にネットワークを引く際、これから何を載せていくかについて、第1弾が電子処方箋なのです。
目々澤)電子処方箋を扱うためには、ベンダーと言われるレセコン(レセプトコンピューター)や電子カルテをつくっているメーカーの方々が頑張らなくてはいけない。しかし、その人たちはいま資格確認を動かすので精一杯なのです。
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