9月4日、フランスは、植物由来の原料を使用した「プラントベース食品」について、「ステーキ」など肉を想起させる名称の使用を規制する案を公表した。写真は3Dプリンターで作られたプラントベース食品。パリ近郊で2022年10月撮影(2023年 ロイター/Benoit Tessier)
[パリ 4日 ロイター] – フランスは4日、植物由来の原料を使用した「プラントベース食品」について、「ステーキ」など牛肉を想起させる名称の使用を規制する案を公表した。フェノ農業・食料相は声明で「含まれていない肉に由来する名称を用いた誤解を招く宣伝をなくすためだ」と説明した。 規制対象となるのは仏国内で製造販売されるプラントベース食品で、「ステーキ」「ハム」「スペアリブ」など21の名称使用を禁じる。 一方で、製品に含まれる植物性たんぱく質が一定の比率を超えない場合は、「ソーセージ」「ベーコン」など120以上の肉製品に関連する名称使用が認められる。「バーガー」の名称も、規制リストに含まれていない。 環境に優しく健康的な食品の需要増加に伴い、プラントベース食品の市場は近年、世界で急速に拡大。しかし、そうした食品が肉製品の名称を用いることに、畜産業者や食肉加工業者から怒りの声が上がっていた。
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