ふるさと納税の寄附額が多い自治体はどこ? 高額の返礼品とはどんなもので寄附額はいくら?
9月19日ファイナンシャルフィールドによると自分の住んでいる地域以外の自治体に寄附できる「ふるさと納税」を利用している人も多いでしょう。大半の寄附先の自治体からは返礼品が受け取れ、所得税や住民税が控除されることから、人気の制度となっています。多くの寄附を受けたいと、返礼品の質を上げたり独自性を出したりするなど、努力を惜しまない自治体も多くあります。 そこで本記事では、ふるさと納税の寄附額の多い自治体はどこなのか、高額の返礼品とその寄附額いくらなのかを調べてみましたので紹介します。
総務省は、令和5年度実施の「ふるさと納税に関する現況調査結果」で、令和4年度における、ふるさと納税の受け取り寄附額の多い自治体を公表しています。1~5位と6~10位に分けて、寄附額の多かった自治体を紹介します。 ■1~5位 令和4年度のふるさと納税の受け取り寄附額がもっとも多かったのは、宮崎県の都城市です。寄附額は、約195億円でした。2位は、北海道の紋別市で、寄附額は約194億円です。ちなみに、寄附件数に関しては、紋別市が都城市を上回っています。 3位は、約176億円で北海道の根室市でした。4位は約148億円で北海道の白糠町となっています。上位5団体のうち、2位から4位までが北海道の自治体という結果でした。5位には、約137億円の寄附額で、大阪府の泉佐野市が入っています。 ■6~10位 6位は、佐賀県の上峰町です。寄附額は約108億円です。寄附額が100億円を超えたのは、この上峰町までとなっています。 7位は京都府京都市で、寄附額は約95億円です。8位は約90億円で福岡県の飯塚市となっており、9位は約88億円で山梨県の富士吉田市でした。10位は福井県の敦賀市で、寄附額は約87億円となっています。
本項では、とりわけ高額の返礼品を寄附額とともに、飲食関連とそれ以外とに分けて紹介します。 ■食べ物や飲み物 牛1頭丸ごとを返礼品としている自治体がいくつかあります。福岡県川崎町では、博多和牛を丸ごと1頭返礼品としており、寄附額は1200万円となっています。三重県松阪市では、松阪牛を1頭分返礼品としており、寄附額は1500万円です。栃木県小山市も1000万円の寄附額で、おやま和牛1頭分を返礼品として受け取れます。 愛知県碧南市では、新潟県魚沼産コシヒカリ12トンを返礼品として用意しており、寄附額は2000万円です。そのほか飲食関連では、茨城県つくばみらい市の280万円の7種フルーツセット、福岡県直方市の235万円の最高級ワイン5本セットなどがあります。 ■飲食関連以外 飲食関連以外の高額返礼品には、茨城県五霞町の災害復旧建設機械セットがあります。寄附額は、3億5000万円です。 群馬県伊勢崎市では、多目的防災シェルター AEGIS(イージス)が、寄附額2億円の返礼品として用意されています。高知県須崎市では、引退後の競走馬が、寄附額1億5000万円の返礼品であります。山形県米沢市の返礼品である真空管アンプの寄附額は、1億4700万円です。静岡県御殿場市の返礼品には、寄附額1億1000万円の自動車「MCS ROADSTAR 7」があります。
記事全文はこちら